銭湯にも燃料高騰の波…入浴料3月値上げへ 大人500円に 富山
価格高騰の波が銭湯にも押し寄せています。燃料費の高騰などを受け、県内の銭湯の入浴料金が今年3月から値上げされる見通しとなりました。大人料金は30円上がり500円となります。
これは、銭湯の入浴料金を検討する審議会で示されたもので、県内の銭湯の入浴料金は12歳以上が500円、6歳以上12歳未満が180円、6歳未満は100円で、それぞれ30円値上げするのが適切としています。
値上げは、おととし4月以来です。
県内では、大人の入浴料金は2008年は400円でしたが、2014年に420円、その5年後に440円となり、おととしには470円に値上げされていました。
銭湯の入浴料金は知事が指定することになっていて、公衆浴場の組合が去年6月、燃料費などの高騰を受けて県に値上げを要望していました。
富山市の銭湯、水橋温泉ごくらくの湯の佐藤将貴支配人は、「近年、ガスの高騰に頭を悩ませていた」と話し、今回の決定に胸をなでおろしました。
水橋温泉ごくらくの湯 佐藤支配人「物価・人件費・資材費全ての値段が上がっているので厳しかった。500円になってくれて銭湯経営者としてはすごくよかったと思う」
今後、知事が正式に決定し、銭湯の入浴料金は3月1日から値上げされる予定です。