立山の室堂付近にクマ出没 注意呼びかけ
北アルプス立山の室堂ターミナルから一ノ越へ向かう登山道に、26日午後、クマ1頭が現われました。観光客や登山客が行き交う場所での出没に、富山県は注意を呼びかけています。
整備された登山道のすぐそばを歩くクマ。登山客とさほど離れていないように見えます。画面のやや右上に見える祠は標高およそ2600メートルにある祓堂です。
クマはゆっくりと浄土山の方向へ歩いていきました。
この動画を旧ツイッターの「X」に投稿した男性によりますと、撮影したのは午後2時ごろです。
上市警察署にもクマ目撃の110番通報があり、室堂警備派出所から山岳警備隊員が出て警戒にあたるとともに、登山客に注意を呼びかけました。
県の自然保護課は「基本的に県内の山岳はクマの生息域なので、出かける際にはヘルメットや、クマに人の存在を 知らせる鈴などを装備し、見かけても決して近づかないように」と注意を呼びかけています。