SNSの安全な利用と可能性を学ぶ課外授業 高岡市の高校で実施
高岡市の私立高校で、SNSの安全な利用と可能性を学ぶ課外授業が始まりました。
高岡龍谷高校で始まった講義は、その名も「SNSスクール」。初回の講義では、1年生がSNSの特徴を学びました。
講師「(例えば)包丁を正しく使えるようになれば、料理というものを通していろんな人にすごく笑顔になってもらえる」「SNSも、危険性があるけれど、誰かをめちゃくちゃ幸せにできるツールなんですね」
講師は、若い世代が集まって県内で農業や環境問題など社会課題に取り組む「とやまのめ」のスタッフ。
講義では、興味本位でアップした動画や画像は、どれだけ消してもネット上に一生残る危険性があること、一方で、企業PRや人材確保など社会に訴える力があることの二面性について伝えました。
生徒「バレー部の公式インスタがあるんですが、改善点とか、よりよくするためには、どうすればいいか、教えてほしい」
講師「大事なのは、このアカウントとか、投稿を、誰に、どう見られたいかなんですよね。こういうのを求めているんだなと、こういうのつくったらいいなというのを、分かって、トライアンドエラーで改善していく、これしかないんですね」
講師は動画の制作について、漫然とつくるのではなく、何を伝えたいのかを意識しているかどうかで結果が変わると伝えていました。
生徒「SNSを通じて幸せにできたらいいなって思いました」「しっかりとSNSを活用していきたいと思いました」
特に若い世代にとって、生活と密接な関係にあるSNS。高岡龍谷高校は、この講義を開いた理由について、生徒たちの可能性を引き出すためと話しています。
高岡龍谷高校 太田誠一副校長「危ないと万が一を考えるんですけれども、それも知ったうえで、きちんとすばやく正確に使いこなせる、どんどんどんどん(生徒が)できる事を増やしたい」
講義は年内にあと4回あり、生徒たちは実際に動画を撮影して編集、投稿までの一連の流れを学ぶ予定です。