ふるさと納税の返礼品でも不適正表示 山口市の魚介類加工販売業者 市が返金対応はじめる
原産地表示を偽っていたとして行政指導を受けた山口市の魚介類加工販売業者がふるさと納税の返礼品でも不適正表示をしていたとして山口市が返金対応を始めました。
中国四国農政局によると山口市鋳銭司の富士水産は「まぐろ漬け丼」と「鉄火丼の素」にインドネシア産のキハダマグロを使用していたにもかかわらず、原料原産地を「日本」と表示し、販売していたということです
今月6日、表示の是正など行政指導を受けています。
また、山口市が聞き取り調査を行ったところ富士水産はふるさと納税の返礼品でも不適正表示をしていたということです。
「海鮮丼4品人気セット」など5品、合計153件で鉄火丼の素に使われているインドネシア産キハダマグロを国産、メバチマグロのところを「黄肌鮪」と不適正表示していたということです。
山口市は富士水産が製造した返礼品の登録を取り消した上で、寄付者にお詫びの文書を送付したほか、希望者には寄付金の返金を行うということです。
山口市の聞き取りに対し富士水産は「一時的な原材料不足をやむを得ず他のもので代用した」と話しているということです。