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再びの一騎打ちへ 衆院山口2区に出馬予定の2人が迎えた「解散の日」

2024年10月9日 0:00
再びの一騎打ちへ 衆院山口2区に出馬予定の2人が迎えた「解散の日」
資料:国会議事堂

県内3選挙区のうち、県東部の山口2区は去年4月に行われた補欠選挙と同じ顔触れによる選挙戦となる見通しです。

ふたたび一騎打ちとなる2人に、きょう、東京で聞きました。

衆議院解散を雨の中迎えようとしていた東京。

きょう(9日)午前、自民党・前職の岸信千世さんが事務所で取材に応じました。

去年4月に補欠選挙で初当選して1年半。再び有権者の審判を仰ぐことになります。

(岸信千世氏)
「任期が決まっていましたのでいつかは来るだろうなとは思っていましたが、いよいよ、という感じです」

新しい区割りにより周南市の全域も山口2区となり、岸さんは「輪をかけて広い選挙区になった」と話します。

(岸信千世氏)
「新しいエリア(周南)は、ほとんどすべての皆様が「はじめまして」の状態ですし、一軒一軒まわるごとに感触を得てきた状態です。ただ、一方で我々の党が引き起こした不祥事によって大変厳しい視線をいただいていると、そこは肌で感じているような状況です。」
「まずは政治への信頼の回復、そして我々、地方の選挙区は人口減少、過疎化、それに伴う経済の縮小、あとはインフラの縮小、さまざまな課題が併発的に起きてきています。そうした課題を解決すると強く訴えていきたい」

一方、立憲民主党の元職=平岡秀夫さんは弁護士活動のためおとといから東京を訪れていました。(ひらおか・ひでお)

去年の補欠選挙でも岸さんとの一騎打ちとなりその差はおよそ5700票でした。

(平岡秀夫氏)
「いよいよ来るものが来たなという感じです」
「補欠選挙をやってますからね、その延長線でずっと活動してきましたから、特に改めて何か変わったことがある、という感じではない」

自民党への批判もあり、自身への期待の高まりを感じているといいます。

(平岡秀夫)
「政策論議は大変大事だけれども政策論議をしっかりやっていくためにはその前提であるべき政治の在り方ですね」
「政治活動が利益誘導的でなくて、本当に将来のことを考えて行われる、というような為にはですね、政治改革が必要であると思っています。」
「本当の政権交代をすることによって正すべきことは正すと、しっかりやっていかなければならないと思っています。」

岸さんはあすから選挙区内の企業などをまわり、平岡さんはあすから街頭演説を行う予定です。

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