山口県の包括外部監査 34件の指摘事項と66件の意見 監査人「認識が欠けていた所があった」
山口県の事業が法律に則って効率的に行われたかを調べる外部監査の結果、34件の指摘事項、66件の意見が示されました。
県の包括外部監査人を務める公認会計士の村田治子さんらは昨年度の県の環境保全対策に関する46事業、予算173億円分について監査し、その調査結果を村岡知事に提出しました。
是正改善を要するものなどに該当する「指摘事項」が34件、是正改善を要望する「意見」が66件ありました。
(包括外務監査人 村田治子さん)
「重大なものはない」「故意・不正ではないけど認識が欠けていた所があった」
特に、県が民間企業に委託した低炭素技術に関する民間企業へのヒアリング業務では77回のヒアリングのうち12回については内容が全く分からない報告書があるなどと指摘。
県に対し、報告書の存在理由を強く認識するよう求めています。
また、事業を評価する視点として結果から生まれた行動変容などを評価する「アウトカム指標」の導入を検討するよう求めています。