岩国の建設業者が発達支援センターを建設…設計は元Jリーガー建築士
岩国市の建設業者が、地域貢献の一環として発達障害などのある子どもが通う施設を市内に建設しました。
設計したのは、元Jリーガーという異色の経歴を持つ建築士です。
JR岩国駅東口近くにきょう(1日)オープンしたのは、「COMPASS発達支援センター ミヤベ岩国」です。
地域貢献の一環として市内の建設業者「ミヤベ」が費用を負担して建てたもので、全国90か所以上で子どもの療育施設を展開する北九州市の「三葉」が運営します。
指導室や遊戯室を備え、0歳から18歳までの発達障害などのある人が言語などの指導や運動療育を受けられます。
(ミヤベ 宮部智之社長)
「貢献も含め、地域に何かできることがあればと。(療育施設が)まだまだ足りないという話があったので、『是非とも』と」
建物を設計したのは、岩国市出身で、元Jリーガーという異色の経歴を持ち、去年、世界的なコンペティションで金賞も受賞した西本竜洋さんです。
子どもから親しんでもらおうと、建物の外観は積み木を並べたような形に。
さらに屋根にスリットを入れることで、太陽の光を子どもたちが浴びることができる設計としました。
(西本竜洋さん)
「無意識で利用する方の心の中に光が入っていくのでは。その光は希望や人や自然に対する温かみに変換されるのではと思ってこういった空間にした」
発達支援センターの1日あたりの定員は10人で、随時、見学を受け付けているということです。