きょう23日(木)・勤労感謝の日は、日ざし十分で南風も流れ込み、最高気温は広く20度を超える、10月並み…1か月くらい季節後戻りの暖かさでした。

しかし、季節を分ける寒冷前線が、徐々に日本海を南下中です。
今夜、前線の端の部分が山口県を通過し、一部でにわか雨があり、この前線が通過した後、等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置が一気に強まります。
雪雲が流れ込みやすいのは北陸から北のエリアが中心ですが、西～北寄りの季節風は全国的に強まり、山口県も、この季節風の強まりとともに急速に寒さが増してきます。

あす24日(金)の山口県は、朝は雲多めですが大きな崩れはなく、午後ほど、まずまず晴れ間が期待できる見込み。
しかし、体に堪える冷たい風が吹き抜け、日中の気温でも10度前後にとどまる所が多い、年末の寒さに！夜にかけては朝より、さらに冷え込んでいきます。

さらに25日(土)も、昼間は日ざしは十分届いても気温は10度ちょっとに止まる、クリスマスから年末並みの寒さが続きます。
クリスマスや年末の頃の服装を思い出しながら、シッカリ厚着するなど寒さ対策に力を入れていきましょう。

日曜日は朝の底冷えが一段と厳しくなりそうですが、昼間は徐々に寒さの峠を越えていく、とみられます。
しかし来週も後半あたりで再び寒さが増すなど、この先、小刻みに寒気の南下を繰り返しながら、12月を迎えていきそうです。

もう、気温が20度を超えるような秋の暖かさは戻らず、紅葉も終わりに向かっていくとみられます。
まだ残っている秋の彩りは、寒さ対策を入念に行った上で、急いで楽しんでいきましょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）