【山口天気 夕刊10/4】5日(木)は一気に空気のヒンヤリ感増す 週末にかけて朝晩の強まる冷え込みも注意 台風14号は勢力を落としたあとに…
4日(水)の山口県は日ざしタップリの穏やかな空模様で、全ての気温観測地点で最高気温は25度以上の夏日となりました。昼間は心地よい~少し汗ばむくらいに感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし、5日(木)は低気圧が北海道付近へ発達しながら進み、大陸方面で張り出す高気圧との間で、西高東低、等圧線が縦縞模様の冬型の気圧配置が、この秋、日本付近で初めてシッカリ形作られることになり、北寄りの風が吹くとともに、大陸方面から冷たい空気、寒気が次第に日本列島に流れ込んできます。
5日(木)は、朝早くは雲が多く、山間部でわずかに通り雨の可能性がありますが、日中は次第に日ざしがシッカリ届く所が多くなる見込みです。しかし冷たい北風により、晴れても、きょうより日中の気温の上がり方は鈍く、日本海側では最高気温で20度台前半にとどまるなど、羽織る上着などが活躍する一日となるでしょう。強まる冷え込みに対して、シッカリ心構えを、お願いします。
なお、沖縄県・先島諸島に接近した大型で非常に強い台風14号は、このあとは台湾南部付近を通過して今週末までに中国の沿岸部付近で勢力を落とす、と見込んでいます。
ただし台風の残骸の湿った空気が日本の南の秋雨前線に取り込まれ、週末からの3連休は南から県内に雨雲が迫ってくる可能性があります。
山口県は、金曜日、土曜日と晴れ間がありますが、朝晩の冷え込みが一段と強まり、昼間も、上着などが活躍する肌寒さが続く見込み。日曜日、月曜日の3連休後半は、南から広がる雨雲が県内に届くかどうか微妙な雰囲気です。3連休の計画は天気がぐずつく可能性も視野に練っておき、今後も、より最新の予報は、こまめにご確認をお願いします。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)