下関市の夜間・休日の救急対応 4病院の輪番制から下関医療センターが外れる意向示す
下関市の下関医療センターが市内4つの病院で担当している夜間や休日の救急対応から外れる意向を示していることが分かりました。
市では、市民に影響が出ないよう 対応していきたいとしています。
下関市によりますと市内にある4つの病院が輪番で夜間や休日の救急対応にあたっています。
今年度については市が去年12月に輪番表を作成し各病院がそれに基づいて勤務体制などの対応を進めていましたが3月初めに4つの病院の1つ、下関医療センターから、「輪番表通りに対応するのが難しくなった」と連絡があったという事です。
下関市の病院の救急車での搬送受入件数は2022年度が1万8148件で増加傾向にあります。
関係者が協議し今月と来月は輪番表通り4つの病院で対応する事になりましたが6月以降は、調整中という事です。
これまで4病院で対応していたものを3病院で対応できるのかといった不安の声も聞かれますが市では、市民に影響がでないよう対応していきたいとしています。
下関医療センターでは、「医師の働き方改革である2024年問題と関係はない。コメントは差し控えたい」としていますがホームページに掲載された院長の挨拶には、「内科系医師の不足により、これまで担ってきた4病院輪番体制への参加を続けるのが困難となっています」などと書かれています。