【山口天気 夕刊11/28】日に日に寒さ増し 師走スタートは正月並みの寒さへ…冬本番へ季節の歩みは駆け足
きょう28日(火)の山口県は、冬型気圧配置になったことで西~北西の季節風がやや強く吹き抜け、瞬間的に20メートル近い突風を観測した所もありました。
また、冷たい風で寒さが増すとともに、上空に流れ込む寒気や気圧の谷の影響で、北部や山間部を中心に、日中は細かい雨雲が度々流れ込む、時雨模様の天気となった所もありました。
冬型気圧配置は、今夜になると、いったん緩んでくる見込みで、冷たい風も、あす29日(水)朝にかけては落ち着いていき、夜中は晴れ間が出る所も多い見込みです。
しかし、この晴れ間は束の間で、あす日中は次の気圧の谷が進んでくることで再び雲が増え、夕方から夜を中心に所々にわか雨の可能性があります。
あす朝は放射冷却の影響で今朝より冷え込みが強いうえに、日中は日ざし控えめのために気温の上がり方は鈍く、空気の冷たさも増してくる見込み。
午後の、にわか雨への備えとともに、もう1ランク暖かな装いなどを心がけて、健康第一で過ごしていきましょう。
また、あす29日(水)午後の、にわか雨の心配がある気圧の谷の通過を境に、さらに強い寒気が流れ込み、木曜日、金曜日と、さらに寒さが増していきます。
12月のスタートは、山口市中心部で最高気温でも1桁となるなど、師走の始まりにしてもう1か月先の寒さ…お正月の頃の空気の冷たさとなる見通しです。
目先、数日間は、駆け足で進む季節変化で体調を崩すことのないよう、十分気をつけて過ごしましょう。
今週末は寒さの底は過ぎていき、空模様も穏やかな見込み。
来週にかけては、また気温は上昇傾向となってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)