掃海艇「うくしま」不明隊員の捜索続く 運輸安全委員会は火災原因の調査進める
海上自衛隊下関基地隊所属の掃海艇「うくしま」でが発生した火災で行方不明になっている隊員の捜索はきょう(13日)も続けられましたが以前、発見にはいたっていません。
この事故は、10日、福岡県宗像市沖を航行中の掃海艇「うくしま」から火災が発生したものでその後、「うくしま」は転覆し沈没しています。
火元とみられる機械室で当直にあたっていた古賀辰徳3等海曹(33)の行方が分かっておらず、福岡海上保安部ではきょうも巡視船などで付近の海域の捜索を続けましたが以前、古賀3曹は見つかっていません。
一方、国の運輸安全委員会の調査官2人がきのうから下関基地隊に入っていて、2日間であわせて4人の隊員から話を聞くなど火災の原因を調べています。
(川島隆史調査官)
「いろんなことが分かってきたというのは語弊がありますが当時の状況は大分理解ができたと思っています」
運輸安全委員会の調査はあすも行われる予定です。
また防衛省でも、隊員の捜索を続けるとともに海上幕僚幹部に設置した事故調査委員会で原因究明を進めていくとしています。