「オンラインカジノで収益、元本保証」…うその副業あっせん信じた男性が500万円被害 山口・岩国
山口県岩国市に住む60代の男性が「オンラインカジノの代行で収益を出す」「元本保証」などと騙る副業あっせん名目の特殊詐欺被害に遭い、現金500万円を騙し取られました。
岩国警察署によりますと、市内に住む60代の男性が16日、スマートフォンでSNSを閲覧していたところ、「元金100%保証」「一度やってみると自信がつく副業」との投稿に興味を持ち、投稿者とメッセージのやり取りを始めました。
投稿者は「オンラインカジノの代行プレイをしてお客様の収益を出している」「元本保証」などとうその説明をし、話を信じた男性は架空のオンラインカジノに会員登録し、23日、指定された口座に初期投資金として200万円を振り込みました。
同日、サイト上で1000万円以上の収益があるように表示されたことから払い戻しを求めたところ、カジノ関係者を名乗る者から「口座情報が間違っていて、振り込めない」「訂正には、あと300万円をチャージする必要がある」などと言われ、男性は25日、さらに300万円を振り込み、計500万円を騙し取られました。
その後、さらに500万円の入金を求められたことから不審に思った男性が家族に相談し、詐欺と気づいたものです。
警察は、「副業あっせんを装ってお金を要求するのは詐欺の手口」などと注意を呼びかけています。