「拙速に調査が進み民意も追いついているのか…」上関周辺1市3町が会合~使用済み核燃料中間貯蔵施設計画~
上関町で立地可能性調査が進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について上関町周辺の柳井市、田布施町、平生町、周防大島町の1市3町の町長・市長が8日、対応を話し合いました。
1市3町の会合はこれが3回目で、今回も非公開で行われました。
終了後、対応した柳井市の井原市長によりますと前回、去年12月以来の市議会・町議会の状況報告や先月、ボーリング調査がはじまったことなど、情報を共有をしたということです。
また「最終処分場のような形になってしまうのではないか」といった懸念の声や関西電力から使用済み核燃料が持ち込まれることに対する疑念が住民から寄せられていることも確認しました。
「拙速に調査が進み上関町の民意も追いついているのか」といった意見も出されたということです。
また上関町の西町長が「適地とされれば国や中国電力に住民説明会を求めたい」と話していることについて、どのようなタイミングで説明会を想定しているのか確認するとしています。
そして上関町で説明会が開かれたのちには、1市3町として中国電力や国に、市民・町民への説明を求めていくことを改めて確認したということです。
(柳井市・井原健太郎市長)
「十分な時間を設けたうえでの質疑を含めた説明会を開催してほしいとこの辺りは 再度その考え方を 確認したということになります」