米空軍オスプレイ、岩国基地拠点に日米共同訓練参加へ 去年、鹿児島で墜落事故
防衛省は9日、日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」に米空軍オスプレイが参加することを明らかにしました。
「レゾリュート・ドラゴン」は陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練。7月28日~8月7日、九州・沖縄で実施されます。
米軍岩国基地(山口)は訓練に参加する米軍オスプレイの「航空基盤」として、駐機・飛行・整備などが行われる計画です。
防衛省は当初、普天間基地(沖縄)所属の米海兵隊オスプレイ6機程度が岩国に展開すると地元自治体に説明していましたが、9日、米空軍オスプレイ2機程度も展開すると新たに伝えました。
米空軍オスプレイ(CV22)は去年11月、岩国基地を離陸した1機が鹿児島県沖で墜落し、乗員8人全員が死亡する事故を起こしています。
岩国基地には墜落機の僚機とみられるオスプレイ2機が事故後、留まり続けていますが、国の説明によりますと、今回の訓練に参加する機体は横田基地(東京)から飛来してくるということです。
米空軍オスプレイは訓練期間中、大矢野原演習場(熊本)や日出生台演習場(大分)で、日米共同による対着上陸戦闘訓練、共同兵站訓練などに参加する隊員の輸送などを実施する予定です。