岩国市でアメリカ軍関係者の関与が疑われる事件 駐車中の車から持ち主の所持品を盗んだ疑い
岩国市でまたもアメリカ軍関係者の関与が疑われる事件が発生しました。
アメリカ軍の軍人が今月、駐車中の車から持ち主の所持品を盗んだ疑いがあることが分かりました。
関係者などによりますと、今月上旬、アメリカ軍の軍人が岩国市内に停めてあった車から持ち主の所持品を盗んだ疑いが持たれているということです。
アメリカ軍岩国基地は取材に対し「事案について把握していて、地元当局の捜査に全面的に協力している」とコメントしています。
岩国市では今月4日にアメリカ海兵隊員の男が路上で高齢の女性を殴り骨折などを負わせたとして逮捕・起訴されています。
また18日未明には別の軍人の男が営業終了後の市内の店舗に裏口から侵入し店の男性ともみ合いの末、男性が頭を縫うなどのけがを負う事件も発生していて、アメリカ軍関係者による事件は今月だけで3件目にのぼります。
通常、基地関係者による事件が判明した場合は県や岩国市などでつくる協議会が綱紀粛正や再発防止を国とアメリカ軍に要請しますが、今月上旬の窃盗と18日の店舗侵入などの2つの事件については「正確な事実関係が得られていない」として県や市は現時点で要請などを行っていません。