「岩国市も米兵犯罪の根絶に積極的に取り組むべき」米軍人の事件受け市民団体が申し入れ
アメリカ軍の軍人の男が岩国市内の店舗に侵入し店の男性がけがを負った事件を受け、綱紀粛正をアメリカ軍に求めるよう、市民団体が岩国市に申し入れました。
申し入れたのは、岩国基地の機能強化に反対する市民団体「瀬戸内ネット」です。
関係者などによりますと、今月18日未明、アメリカ軍の軍人の男が岩国市内の店舗に裏口から侵入。
店の男性ともみ合いになり、男性が頭を縫うなどのけがを負いました。
軍人の身柄は現在、アメリカ軍が確保しています。
瀬戸内ネットは「なぜ米兵が警察に逮捕されなかったのか不可解」としたうえで、アメリカ軍関係者による事件が相次いでいることから「岩国市も米兵犯罪の根絶に積極的に取り組むべき」と指摘しました。
岩国市は「今のところ正確な事実関係が確認できていない」とし、今後、適切に対応していくと応えました。
また、山口地検は24日付けで岩国基地の海兵隊員マニュエル・ジョシュア・ゴメス被告21歳を傷害の罪で起訴しました。
起訴状によりますとゴメス被告は今月4日未明、岩国市の路上で当時76歳の女性を転倒させて右手で殴り、胸椎骨折などのけがを負わせたとされています。