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その多くが初公開作品!香月泰男美術館開館30周年記念展覧会 11月12日まで~長門~

2023年10月6日 19:25
その多くが初公開作品!香月泰男美術館開館30周年記念展覧会 11月12日まで~長門~

 画家・香月泰男の初公開作品が並びます。

 長門市の香月泰男美術館の開館30周年を記念した展覧会が7日から開かれるのを前に関係者による内覧会が開かれました。

 関係者がテープカットをして開催を祝いました。

 開館30周年を記念して展示されたのは去年、香月家から寄贈された油彩画など50点でその多くが初公開の作品です。

 香月泰男美術館は1993年に開館、収蔵品はおよそ3000点ありこれまでの入館者数は先月末で52万人を超えました。

(丸尾いと学芸員)
「点数自体は50点ほど少ないですが50点の中に香月の初期から晩年までが詰まっているそういった内容です」

 画家・香月泰男は長門市三隅出身でふるさとの旧三隅町を拠点に多くの作品を描きました。

 中でも黒を基調にしたシベリアシリーズは自らの抑留体験を描いた代表作です。

 今回の展覧会ではおよそ100年前、香月が小学生時代に書いた墨絵が初公開されました。

 旧三隅町の自宅周辺の風景で長年、香月家で保管されていたものです。

(丸尾いと学芸員)
「小学校4年生、だいたい10歳 この画力だったんだなと非常に驚くところ。当館としては初めて収蔵する分類になります」

 会場には名誉館長で次男の理樹さんの姿もありました。

 展示作品の中にはおととし5月に103歳で亡くなった香月さんの妻・婦美子さんが大事にしていた作品もあります。

 このうち、少女の絵は30代で亡くなった香月さんの長女ということで1947年頃、小学生時代の長女を書いたものです。

(香月理樹名誉館長)
「早くになくなりましたので父としてはショックで飾っていてそれを母が引きついでかけていた。寝室にずっとあって母の身近にあったんでこの絵に対しては数点の中でも特に寄贈したいというのがあった」

 「画家からの贈り物新収蔵品展」はあすから11月12日まで長門市の香月泰男美術館で開催されます。

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