県内最大の労働団体・連合山口の定期大会に連合の芳野友子会長が出席し、「生活者の立場に立つ政治勢力の結集を目指して力を合わせましょう」と呼びかけました。

山口市で開かれた定期大会には、産業別組合の代表者らおよそ120人が出席しました。

連合の芳野友子会長がおととしの就任以来、初めて出席し、挨拶しました。

「賃上げ、賃上げ、賃上げと連呼しながら春季生活闘争に挑みました」
「むこう2年に衆・参の国政選挙が確実に実施されます」
「働く者、生活者の立場に立つ政治勢力の結集、拡大を目指して改めて努力してまいります」※最後の方

芳野会長は連合が支持する立憲民主党と国民民主党について「この2年、構成組織の支持政党が分かれ、 組織一丸となって戦うことはできなかった」としました。

一方、来年の春闘について連合は定期昇給分も含めて5％以上の賃上げを要求する方針を固めていて来月、正式に組織決定する予定です。

芳野会長はその後、開かれた会見で「春闘の成果を出し続けなければ 経済の回復はなく安い日本を変えるため中小企業の価格転嫁、消費者のマインドを変えなければいけない」としました。

大会では伊藤正則会長の再任など役員人事が決まりました。