下関警察署で22日、行方不明になった高齢の男性を発見した警察犬に署長賞が贈られました。

　署長賞が贈られたのは県警直轄の警察犬＝「ウルマ オブトーヨーケンネル号」2歳のメスです。

　10月21日午後9時ごろ下関市内に住む80代の女性から「夫が外出して家に帰ってこない」と警察に届出がありました。

　次の日の午前11時ごろウルマ号が出動。ジャーマンシェパードのウルマ号は持ち前の嗅覚を活かし枕の匂いなどを頼りに行方不明の男性を捜索。およそ1時間半後の午後0時半ごろ、男性を家からおよそ1キロメートル離れた草むらで発見しました。

　男性は80代で発見当時は衰弱し動けない状態でしたがケガはありませんでした。

（沖上令指導手）
「どちらかというとシャイな性格少し怖がりな部分もありますがここ最近では意欲的にどんな環境でも活動できるようになった」「日頃積み重ねてきた努力が実った結果になった。

　ウルマ号は去年4月にデビューしていて行方不明者を発見したのはこれが4件目だということです。今回、副賞としておやつのジャーキーが贈られました。