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「電力の地産地消を目指す…」山口市の地域新電力会社が“廃棄物発電”による電力供給開始

2025年1月21日 11:50
「電力の地産地消を目指す…」山口市の地域新電力会社が“廃棄物発電”による電力供給開始

山口市と民間企業などが共同出資して設立した地域新電力会社が1月から「廃棄物発電」による電力供給を開始しました。

山口市大内御堀にある市清掃工場には、ごみを焼却するときの熱で蒸気を作って発電する設備があり、つくられた電力はこれまで施設内で利用したり、他県の電力会社などに販売されていました。

「電力の地産地消を目指す」として山口市は民間企業や金融機関、商工団体などと共同出資し、地域新電力会社「山口グリーンエネルギー」を去年4月に設立。

再生可能エネルギーである廃棄物で発電した電力を新会社が購入し、当面は市役所本庁舎や地域交流センターなどの公共施設に供給。

段階的に中心市街地の店舗や一般家庭などにも電力を供給する計画です。

年間の電力供給量は4000世帯分とされる1600万kWhを見込んでいます。

(山口市 伊藤市長)
「早くゼロカーボンを達成したいというのが1番の思い。そのためにはすでにある再生可能エネルギーをいかに有効活用するのかが大きなテーマになる」

自治体が出資する新電力会社は宇部市に続き県内2例目だということです。

最終更新日:2025年1月21日 11:50
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