JR山陰線長門市~人丸/滝部~小串の運転再開は6月下旬から7月上旬の見通し 全線再開は2025年度中
去年6月末からの豪雨で一部区間が運休となっている山陰線について、JR西日本はきょう(27日)長門市・人丸間と滝部・小串間の運転再開は、6月下旬から7月上旬になるとの見通しを示しました。
全線再開は2025年度中を目指しています。
これはきょう、JR西日本が会見を開き明らかにしたものです。
JR山陰線は去年6月末からの豪雨で粟野川橋梁の橋脚が傾くなど69ヶ所で被災、現在、小串駅から長門市駅の間で運休が続いています。
このうち長門市・人丸間と滝部・小串間についてJR西日本は、これから速やかに工事に着手し3ヶ月程度の工事後、運転を再開すると発表しました。
今後、順調に工事が進めば6月下旬から7月上旬の運転再開を見込んでいます。
一方、人丸・滝部間は粟野川橋梁の傾斜した橋脚1脚を改築するほかその他の橋脚や橋桁の修復を行なう計画で工事期間は1年半程度、2025年度中の運転再開を目指すとしています。
(JR西日本中国統括本部 広岡研二広島支社長)
「山陰線の今回被災した当該区間については、 被災前から利用が少ない線区なので、 今回鉄道を復旧していくにあたっては、 鉄道としての持続可能性の確保など、 沿線の自治体の方々と議論させていただきたい申し上げている」
また、同じ去年の豪雨で全線運休となっている「美祢線」については「地域にふさわしい地域交通の在り方について地元とも議論していきたい」と述べるにとどめています。