徳地産「カワラケツメイ」で特産品開発 プロジェクト始動
健康茶の原料として山口市徳地で古くから親しまれてきた「カワラケツメイ」を使って新たな特産品を開発するプロジェクトが始まりました。
県は昨年度から、県内の農林水産物を活用して新たな特産品を作ろうと取り組む人に対し、専門的な人材や技術を提供する支援を始めています。
今年度の第1弾としてこのほど、山口市徳地産の「カワラケツメイ」を使ったプロジェクトが始まりました。
カワラケツメイは日当たりがよく乾燥した場所に育つマメ科の植物で、徳地では江戸時代から葉や果実を焙煎し、お茶として飲み継がれてきました。
毎年およそ1tが生産されていて、とくぢ健康茶企業組合がこれまでにラテやソバなどを開発してきました。
プロジェクトの1回目の検討会には商品開発の専門家や県農林総合技術センターの研究員らが参加。
ここから新たな商品の開発を目指します。
(とくぢ健康茶企業組合 増田久美子代表理事)
「カワラケツメイを作ってくれている農家さんは自分たちの利益よりも、徳地にこういうものを残してくれるのはありがたいと協力してくれている方なので、最後に必ず何かが生み出せるようにと思っています。」
プロジェクトでは今後、市場調査や試作品作りに取り組み、今年度中の商品開発を目指したいとしています。