【山口天気 夕刊2/12】連休明けの13日(火)も快晴続き、一段とポカポカ陽気に 水~木曜日は天気下り坂で南風が強まり「春一番」の可能性も
3連休最終日の12日(月・振休)は、高気圧にシッカリと覆われ、穏やかな晴天となり、昼間は日ざしの下では心地良さも感じられました。
連休明けの、あす13日(火)にかけても引き続き、高気圧にシッカリ覆われるとともに、南の暖かい空気が流入してくる見込みです。
穏やかな晴天継続に加えて、昼間の気温が15度以上となる所が続々出てくるなど、一段と「うららかな春の陽気」という雰囲気になってきそうです。
ただし昼間はポカポカ暖かな陽気でも、朝晩はグッと冷え込みます。
一日での激しい寒暖差には注意し、脱いだり着たりの調節がしやすい服装選びを心がけるのが良いでしょう。
晴天をもたらす高気圧は足早に東に移動していき、今週水~木曜日頃にかけて前線や低気圧が日本付近を通過していく予想。
全国的に天気は下り坂で、県内でも雨が見込まれますが、低気圧が日本海を発達しながら進むことで、低気圧に向かう南風が強まり、各地で「春一番」が吹く可能性があります。
春一番とは江戸時代に長崎沖で漁師が春先の突風により遭難したことが由来の言葉で、立春から春分の間で強い南よりの風が吹いて前の日より気温が上がる、という条件を満たした最初のときに、船舶関係などに注意を促す意味で気象台が発表する情報です。
今週、県内でこの条件を全て満たすかどうかは若干微妙な面もあるのですが、春一番となる、ならない、どちらにしろ、少々荒々しい天気も心配、というところも踏まえて、安全第一の行動の心がけはお願いします。
また、春一番が吹くような気象状況の時は、暖かさやスギの木を揺らす風で、花粉の飛散が急増しやすい傾向があります。
今週は、これから花粉の飛散量も急に増えてくる心配があります。
花粉シーズンへの対策の意識も、さらに1段階、高めて過ごしていきましょう。
この先、天気は周期変化で、水~木曜日は天気がぐずつきますが、金曜日~週末頃は晴れ間多め。しかし来週前半は再び曇りや雨となりそうです。
今週の水~木曜日は、南風が強まり、場合により「春一番」となる可能性もありますので、船舶関係や、沿岸部の車の運転などは注意していきましょう。
今週は最高気温が17~18度くらい、と4月並みの暖かさとなる日も出てくる見通しです。
春本番へ、季節の歩みが急加速の1週間となるでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)