「がっかりされないように…」改修中の瑠璃光寺五重塔 「行くべき」選出で外壁シートの一部を透明パネルに~山口~
アメリカの有力紙=ニューヨーク・タイムズに山口市が今月、大きく取り上げられ話題となっています。
これを受け、改修工事中の瑠璃光寺五重塔では外壁シートの一部が透明パネルに取り替えられることになりました。
(村岡知事)
「最大限、透明のパネルに切り替え、出来るだけそばで見学できるようにしたい」
今月、ニューヨーク・タイムズは「2024年に行くべき52か所」を発表し、3番目に山口市を選出しました。
ところが、記事の一番最初で「非の打ちどころがない」と絶賛されている瑠璃光寺五重塔は70年に1度の大改修中で、外壁シートに覆われています。
(村岡知事)
「せっかく、山口市を訪問しても見られなかったと…ガッカリされないように出来るだけ見えるようにしたい」
改修作業は、瑠璃光寺が主体で行っています。
村岡知事は、いまが観光面の「絶好のチャンス」と捉えていて県が予算を出し五重塔東側の外壁シートの一部を年度内に、アクリルパネルに取り替えるとしました。
予算は現在、積算中です。
設置されると幅が5m、高さが10m、15mのパネルとなり、令和の大改修の様子が見学できるということです。
また、檜皮葺の吹き替え作業を間近に感じてもらうため内部にカメラ、庭園に見学用モニターも設置するということです。
(村岡知事)
「世界中から訪れる多くの方々に末永く受け継がれてきた歴史・文化の深さや魅力を伝えたい。改修後も山口を訪れてもらって美しい庭園に映える五重塔をみていただきたい」
県は新年度、県内周遊にもつながるような情報発信や外国人客などの受け入れ環境を整備する方針です。