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「17年前の"恩返し"」避難所でボランティアに奮闘する女子高校生

2024年1月23日 20:45
「17年前の"恩返し"」避難所でボランティアに奮闘する女子高校生

輪島市の避難所でボランティア活動に奔走する高校生がいます。彼女を動かす思いとは。

■広沢聖菜さん
「ずっと生まれてからここにいるので思い出はたくさんあります」

輪島市門前町の高校2年生、広沢聖菜さん。避難所になっている公民館で男性陣と一緒に炊き出しや物資の運搬などに奮闘しています。

17年前の2007年3月。能登半島で最大震度6強の地震がありました。聖菜さんは母親とともに自宅近くの保育所に(2週間ほど)避難しました。当時、生後2週間。記憶は全くありません。

■広沢聖菜さん
「2007年の能登半島地震が起きて 母からよく避難していた方々にお世話してもらったというのを聞かされていたので私にできることがあればしようという思いでやっています」

あれから17年。ふるさとは再び大地震に襲われ、同じ保育所へ家族とともに一時避難しました。聖菜さんは、周りの人たちに積極的に声をかけ、笑顔を絶やしません。

■広沢聖菜さん
「あなたたちが頑張ってるからがんばることができるとかありがとうという声は言っていただけます。ボランティアしか自分にはできないのでまず一つずつ目の前にできることがあるならやっていこうと」

これからも、勉強とボランティア活動を両立させたいと意気込みます。 いまこそ、17年前の恩返し。避難所で暮らす人たちを元気づけています。

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