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【お天気解説】梅雨のジメジメ…気温上昇でジメジメも↑ 気温と湿度の関係

2024年6月20日 18:55
【お天気解説】梅雨のジメジメ…気温上昇でジメジメも↑ 気温と湿度の関係
市川栞キャスター
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます」
「小野さん、きょうは晴れて暑くなりました」
小野和久 気象予報士
「ただ、いよいよ北陸も梅雨が迫ってきました」

「日曜日の予想天気図です。県内の近くに低気圧と前線があります」

市川
「日曜日までには梅雨入りしていそうですね」
小野
「この低気圧と前線の影響で、日曜日は、大雨警報が出るくらいの雨が降る可能性があります」

「気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは晴れますが、土曜日からは、雨やくもりの日が続きます。そして日曜日、月曜日は、ひと回り大きい「傘マーク」です。雨の降り方には気を付けてください」
市川
「地震で、地盤が緩んでいる所もあるかもしれないので注意が必要ですね」
小野
「いまの時期の最高気温は、26度くらいが平年並みですので、この先も高めの日が多いでしょう」
市川
「あすは夏至。晴れて、紫外線も強そうですが、週末からは、暑さの質も変わってきそうです。ますます、熱中症には気を付けないといけませんね」

小野
「さて、お伝えしたように、北陸地方の梅雨入りも秒読み段階です」
市川
「これから空気がジメジメしてきて、湿度が高くなっていきますね」

【北陸も梅雨入り秒読み段階】

小野
「そこで、その湿度を「月別」に表してみました。金沢の平年の値です。1年で最も高いのが7月の75%。次に高いのが1月と6月の74%です」
市川
「やはり梅雨の時期は高いですね。暑さが加わりますからムシムシ感が強いですね」

小野
「同じデータをもっと細かく、6月、7月の上旬・中旬・下旬に分けて見ていきましょう。6月の上旬は、まだ70%丁度ですが、中旬・下旬と増えていきます」
市川
「そして、7月上旬がピークで、78%もありますね」

【気温が高いほどジメジメ度アップ】

小野
「きょうお伝えしたいポイント。「空気は、気温が高いほど、水蒸気を多く含むことができる」という点です」
市川
「水蒸気を多く含む」ということは、大雨につながりやすくなるわけですね」

小野
「その通りです。湿度が同じ数字でも、気温よって、空気中に含むことができる水蒸気の多さが違うんです」
市川
「これから夏に向けて気温はどんどん上がって、水蒸気をたっぷり含むことができますから、大雨には十分気を付けたいですね」
小野
「その湿度ですが、アメダスで測ります」
「この映像は、去年、気象台にあるアメダスの点検・清掃作業をしたときのものですが、温度計の近くに湿度計も付いています」
市川
「大雨につながる水蒸気の量を、この温度計と湿度計で見張っているんですね」

【石川の湿度計測は6か所】

小野
「県内のアメダスにいま湿度計が付いているのは6か所です。気象台によりますと、少しずつ増やしていく予定だということです」
市川
「ぜひ、増やして大雨の予測に役立ててほしいですね」

小野
「最後に、今週も北陸4県の気象台が発表した週間予報をごらんください。あすは晴れますが、土曜日からは、雨やくもりの日が続きます。日曜日、月曜日は、大きい「傘マーク」で、特に、日曜日は、低気圧と前線の影響で、大雨警報が出るくらいの雨が降る可能性があります。注意してください」
市川
「日曜日の雨の降り方に注意し、これからは蒸し暑さが予想されますから体調には気を付けたいですね」

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