東京都の小池百合子都知事が31日、県内入りし、元日の地震で被災した輪島市を視察したほか、応援職員として派遣されている都の職員を激励しました。

輪島市内を訪れた東京都の小池知事。被災地の復旧・復興に向け応援職員として支援業務を行う都の職員を激励しようと今回、被災地に入りました。

小池 百合子 東京都知事
「輪島、地域の皆様のために頑張っていただくことは東京の経験の積み重ねにもなるので頑張っていただきたい」

東京都では元日の地震以降、のべ1700人ほどの職員を派遣していて今も県で11人、輪島市で3人が水道や道路などの復旧作業にあたっています。

水道関係の職員
「市内の下水道は被害が甚大な所もありましてこれから本格的な復旧に尽力できれば」

輪島市内の仮設住宅も視察した小池知事は今後も人的支援だけでなく産業などへの支援を行う考えを示しました。

小池 百合子 東京都知事
「人的支援だけでなく様々な物品販売などもこれまで行ってきた。輪島は輪島塗で有名でございます。その産業を、匠をこれから支えていく意味でも、産品の展示即売など工夫を凝らして行っていきたいと考えています」

また、馳知事とも面会し、建物の解体により今後の増加が見込まれる災害廃棄物の処理について「要請があれば東京都で受け入れることができる」と述べました。