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和倉温泉の“全館休業”なお続く 七尾市長「オール能登で復興を」 全国からの協力で水道復旧など急ぐ

2024年2月8日 19:07
和倉温泉の“全館休業”なお続く 七尾市長「オール能登で復興を」 全国からの協力で水道復旧など急ぐ

開湯1200年の歴史を持つ七尾市の和倉温泉。源泉は湧き出ていますが、今も全ての旅館が休業するなど、観光面でも大きな打撃を受けています。

七尾市では8日午後2時現在、1万2000を超える世帯で断水が続いています。一方、建物に大きな被害が無かった一部の旅館では、災害復旧業者などを受け入れています。

花ごよみ 北村金次代表
「1年、2年後のビジョンを立てないと復興ができない。和倉温泉は(復興への)拠点になると思う」

県内有数の温泉地・和倉温泉。1日も早い復旧を目指す日々が続きます。

七尾市の茶谷義隆市長に話を聞きました。

Q.断水の復旧めどは?
A.当初は4月上旬までかかるとの話があった。県水が思った以上に早く通水したことで、7日までに2万1000世帯のうち9000世帯(約43%)で復旧している。

Q.水道の本復旧に向けて
A.耐震性のある配管に替えるまでには相当な時間を要する見込みです。

Q.断水が続く和倉温泉の現状について
A.国や県、他の自治体の皆さんにも一生懸命頑張っていただいている。思った以上に通水も早まるのではないか。

Q.復興の拠点としての利用について
A.しばらくは観光客の利用は見込めない中で、奥能登の復旧作業に当たる支援者の宿泊場所にはなりうる。遠方から来ていただいている方の時間短縮になれば、能登の復旧も早まるのではないか。

Q.観光地としての再興に向けて
A.国や県も「創造的復興」を掲げている。能登半島は自然豊かなで世界農業遺産にも認定されている。今後はトキの放鳥という夢もある。必ずや復旧、復興して多くの方にきていただける街にしていきたい。

Q.七尾市の復旧、復興への思い
A.豊かな地域資源をいかに生かしていくかがこれからの課題になる。和倉温泉で1回目の復興会議があった。若い方たちを中心に新たなビジョンで、復旧させるフェーズに入っている。オール能登で復興を成し遂げていきたい。

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