「被災家屋の“修繕”も選択肢に」 石川・馳知事 人口流出防止で考え示す
被災地で今も進む建物の公費解体。解体を検討する被災者に対し、石川県の馳知事は、人口流出を防ぐ観点から「修繕」も選択肢となるよう対応していく考えを示しました。
被災地で行われている公費解体は去年12月末時点で、当初の目標を超える1万4000棟あまりの作業が終わっています。
今も公費解体が進められる中、解体を検討する被災者に対し、馳知事は…
石川県・馳 浩 知事:
「自宅の再建、終の棲家をどうするか選択肢をぜひ提示したい」
被災地の人口流出を防ぎ、文化的価値がある能登の建造物を残したいと、29日石破首相に修繕に対する追加の支援策などを求めた馳知事。
今後は修繕が選択肢となるよう対応し、暮らしの再建につなげていく考えを示しました。
石川県・馳 浩 知事:
「家を再建するにも坪単価がずいぶん上がってますよね。そんなにお金かかるんだったら壊さなきゃよかったなと言う声を聞いています。そういう選択肢を増やす」
一方、馳知事は地震で被災した和倉温泉の護岸について、2月3日から石川県が担当するエリアの復旧工事を開始することを明らかにしました。
国の担当エリアについては去年12月末から工事に着手していて、再来年度中の復旧を目指すとしています。
最終更新日:2025年1月31日 19:12