「輪島朝市」名称めぐり混乱…NPOと朝市組合が対立 組合員と元組合員の争い
元日の地震で大規模火災に見舞われた輪島朝市。
この「輪島朝市」の名称を巡り、組合員と元組合員らとの間で争いが起きています。
この問題は輪島市朝市組合が前の組合長らで作るNPO法人「輪島朝市」に対し「輪島朝市」の名称の使用禁止などを求めているもので、先月、金沢地裁に仮処分を申し立てました。
1回目の「審尋」では、名称を勝手に使い混同を生んでいると組合側が主張。
輪島市朝市組合・柴田未来 弁護士:
「(NPO側の)輪島朝市復興基金ご寄付のお願いという基金が立ち上がりました。混乱して間違った寄付をしたという方実際にいた」
冨水 長毅 組合長:
「全国の皆さんに輪島朝市と混乱するような状況を今作っているというのが現状でありますので」
2回目の審尋では、NPO側が答弁書を提出。
「輪島朝市は輪島市の朝の市としては広く知られているが、輪島市朝市組合の商品表示としては広く知られていない。名称の差し止めは認められない」などとし、争う姿勢を示しました。