石川県の馳知事は22日、能登半島地震の被災者支援として新たに「復興生活再建支援チーム」を発足させると発表しました。

県はこれまで県内の甚大な被害に対し緊急の対応を実施してきましたが、今後は中長期的な生活再建に向けて、県庁内に新たな組織「復興生活再建支援チーム」を23日に発足させると発表しました。
被災者の情報を把握するほか、国や市町などと連携し、避難生活の改善や復興のための企画立案などを進めるということです。

■馳知事
「創造的復興を成し遂げるためにも、インフラの強靭化は必要。そして能登の文化、能登にお住まいのみなさん方の気持ちになって石川県民一体となって取り組む必要がある」

また地元を離れて避難する「広域避難者」の支援では、避難先での行政手続きのサポートや情報提供も行いたいとしています。
県のまとめによりますと、今回の地震により各市町が設置した1次避難所には、1万1000人あまりの方が滞在しているほか、死者も1人、災害関連死の疑いで増えていて、対策が急務となっています。