輪島市では約1万戸で断水続く 約3万3000人が避難所に身を寄せる
馳知事 「人命救助最優先。同時に分断されている地域に対して陸路、海路、空路を通じて物資を届ける」
4日朝、輪島市役所では。
自衛隊の給水車が初めて到着。
およそ1000リットルがわずか1時間でなくなりました。
住民「水が全く手に入らなかったのでありがたい」「水が1番大事だから1番うれしい」
輪島市では、いまも約1万戸で断水が続いています。
市内の足湯施設では、井戸水をくみ上げ生活用水に使うという男性も。
男性「断水しているのでトイレ流したりするのに」「いつまで続くかわからないので」
津幡町役場でも、飲料水や非常食などの配布が行われ、長い列ができていました。
非常食は県が手配し、愛知県や滋賀県から送られてきたものだといいます。
住民「やっときのう夜(水が)出ました。まだ飲める状態じゃないものなので、飲めるものを配っていただいてすごくありがたい
住民「まだ余震結構何回も続いているので、怖いんですけど皆一緒だと思うのでなんとか乗り切って行けたらなと」
金沢市の石川県産業展示館には全国から送られた水や食料などの支援物資が集まっています。
これらは県が協定を結ぶ自治体や企業から送られたもので、県の職員や自衛隊員らによってトラックに積み込まれ、被災地に届けられます。
石川県総務部管財課 中野茂光さん『搬送には路面状況などで普段より時間がかかっている』『一刻も早く被災者に届いてほしい』
輸送には自衛隊の車両も使われ、トラックでは届けることが難しい地域にも物資を届けるということです。
こうした中、民間の支援も。
七尾市の「中島ストアー」では、4日から営業を再開。
「どうぞ~元気出していきましょう」
地域の人を元気づけようと炊き出しを行いました。
炊き出しに来た住民「おいしいね温かいもの食べられんもんね」
炊き出しをしたスーパー「地域の人に少しでも元気出してもらおうとやっています」
県によりますと、4日午後3時点で、県内では、約3万3000人が避難所に身を寄せています。
被災者「やっぱり水と食事ができないんですその前にあったぱんとか、かん ぱんとかそういうのも一時期持ち出したんですけど非常用持ち出し袋とかそういうのをまだ意識してなかったものでただ今、食べるののが、あの1番大事」
奥能登を中心に780人以上の孤立も続いています。
復旧、救助活動に加え、被災した多くの人へ水や食料が届くことが求められています。