地盤隆起した石川・輪島市の海岸 海女らがアワビやサザエの被害状況を調査
能登半島地震で地盤が隆起した輪島市の海岸で、地元の海女らが漁場の被害状況を調査しました。
■NNN取材団 伊藤裕介記者「海底が隆起してできた磯で朝から地元の海女さんたちが魚介類の採取を行っています」
この調査は海岸の隆起による漁場の被害状況を調べるため専門家の協力のもと行われ、輪島市輪島崎町の鴨ヶ浦では地元の海女や漁師など11人がアワビやサザエなどの死骸を集めていました。
鴨ヶ浦の海岸ではおよそ2メートルの地盤隆起があり、隣の袖ヶ浜海岸とあわせるとこれまでに2000を越える死骸が見つかったということです。
海女「結構な被害なんだなと思って。ちょっとなんか言葉がでないというか残念やなっていう気持ち」
■海女「むなしいねずっと潜っとった場所だから」
■海洋プランニング 石川竜子主任「今回小さいアワビが特に多く死んだ、サザエが死んだっていうことがどの程度あとを引くものなのかっていうのを追跡して調べていきたいと思います」
今後、専門家が死骸を持ち帰り詳しい分析を行うほか、海中での調査も実施し3、4年後の漁獲量に影響がないか調査したいとしています。