珠洲市の「道の駅すずなり」に5日、日本歯科医師会の災害派遣チーム(JDAT)による臨時の歯科診療所が設けられました。同市内では、5軒あった歯科のうち4軒が倒壊するなどし、残る1軒も診療できない状態が続いています。

診療は歯の治療やレントゲン撮影などができる特殊な車両の中で行われ、口腔内の違和感を訴える多くの人が治療に訪れました。

診察に訪れた人
「ありがたいです。いつも行くかかりつけの歯医者も家がつぶれてしまった」
「本当にありがたいです。水が出ないところで治療してもらえる。助かっています」

福井県歯科医師会　池田隆彦副会長
「口の中をきれいにしないまま寝る(のはよくない)。とにかくきれいに汚れを取って、日常の習慣を守ってほしい」

支援チームによる臨時診療は2月12日(月)まで行われることが決まっていて、珠洲市内の診療所が再開するまで続けることも検討しています。