被災した民家に眠る文化財を救出 石川・能登町で文化財レスキュー活動
能登半島地震で被災した民家に眠る文化財を救出し、保管する活動が、能登町で行われました。
この活動は、被災した民家などにある文化財を守る「文化財レスキュー活動」の一環で、町の職員や金沢大学の教員などおよそ10人が参加しました。
地震で傾いた蔵からは、輪島塗の漆器や古い屏風、旧宇出津町時代の予算書など、町の歴史を記録した資料も見つかりました。
家主:
「古文書などは町の資料として活用してもらえればありがたいと思う」
能登町教育委員会・寺口 学 主査:
「町の歴史を伝える資料が皆さんの家にたくさん眠っている思うそれを救出するというのは歴史を未来に伝えるという意味で大切なことになる」
救出された文化財などは町が1年間を目途に保管し、その後は、持ち主に返却されたり博物館に寄贈されるということです。