争点は“液状化被害の復興” 地震被災の石川・内灘町で町長選告示 12年ぶりの選挙戦へ
任期満了に伴う内灘町の町長選挙が14日、告示されました。現職と新人2人の合わせて3人が立候補を届け出て、5日の選挙戦に入りました。
2013年以来、12年ぶりの選挙戦となった内灘町長選挙。現職1人と新人2人の合わせて3人が立候補を届け出ました。
前町議で新人の生田勇人候補。14日の出陣式で、地震からの復旧復興の加速や、住民に寄り添ったまちづくりを訴えました。
新人 無所属・生田 勇人 候補:
「復旧復興の遅れを取り戻し、新しい街づくり未来に向かっていく街づくりを実現していく。そう覚悟を決めてこの選挙に臨みます」
一方、現職で4選を目指す川口克則候補。子育て施策の充実など、これまで3期12年の町政の実績をアピールし、液状化対策のスピードアップを強調しました。
現職 無所属・川口 克則 候補:
「国と県と連携して復旧復興に対して、職員あげて全力で取り組んでまいります。震災からの復旧復興は第一ですが、それと並行して街づくりもしっかりと取り組んでまいります」
権現森海水浴場組合代表の新人・近村宏樹候補。町内で選挙ポスターを張り、しがらみのない町政の実現や復興の推進を訴えました。
近村 宏樹 候補:
「内灘町民をいじめるやつは絶対に許さない。震災復興についてはしんどい思いをしている人たちに寄り添って、あたたかいまち内灘と言われるような形にしたい」
選挙では、去年の地震で液状化の被害を受けた地区の復興事業や、まちづくりの将来像などが争点となる見通しです。
投票は1月19日に行われ、即日開票されます。