温泉旅館の送迎車両を乗り合いタクシーに 加賀温泉で実証実験開始
ドライバー不足の解消に向けて、温泉旅館の送迎に使う車両を活用する取り組みの実証運行がきょうから加賀市で始まりました。
平田真彦 記者:
「旅館の送迎車両にマグネットが取り付けられました。これから乗り合いタクシーとしてこの車両が使われます」
旅館の車両を活用したこの取り組みは加賀市などが参加する協議会が実施するものです。
山代温泉の旅館「ゆのくに天祥」では宿泊客がチェックアウトする午前10時頃から夕方にかけては送迎に使う車両の稼働が少ない状況。
そこで、その空き時間、地域交通の一翼を担う「のりあい号」として利用することにしました。
ゆのくに天祥・村西英明フロント支配人:
「こういう形で有効活用できることはいいことだと思っています」
「地域交通のお手伝いができればいいのかなと思っています」
加賀市政策企画部・平田圭範課長
「地域の資源を総動員して地域の公共交通を守っていきたいという思いでやっています」
加賀市では今後、利便性を高めるため、ほかの旅館やホテルにも広げていきたいとしています。