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能登半島地震の津波 最大5メートルの痕跡確認 データ基に津波対策検討会

2024年9月6日 18:45
能登半島地震の津波 最大5メートルの痕跡確認 データ基に津波対策検討会
能登半島地震で発生した津波について最大5メートルの痕跡が確認されていたことがわかりました。
こうした中、今後の津波対策に向けた県の検討会が開かれました。

国や県、津波などの専門家が集まって開かれた検討会。
能登半島地震で発生した津波の調査データと過去に県内で観測した津波を参考に、対策を講じるために想定する津波のレベルを決めていきます。

レベルは2つに分かれ、1つは、津波高は低いものの、大きな被害をもたらす「比較的発生頻度の高い津波」
この場合、堤防整備などの目安となる「設計津波水位」を設定し、ハード面で被害を軽減します。
この水位を上回る浸水の高さだった場合は、もう1つのレベルの「最大クラスの津波」とされ、ハード面に加え避難路の確保など、ソフト面でも対策が必要です。

今回の能登半島地震では、珠洲市寺家地区で5メートル。
能登町白丸地区で4.93メートルなどの津波の痕跡が確認され、検討会で「最大クラス」と評価されました。


石川県 土木部・桜井 亘 部長:
「まずはハード対策としては、被災した海岸堤防とか護岸とか海岸保全施設がありますが、そういったものをいち早く復旧することがとにかく重要だと考えています」

県では市や町にも情報を共有し、避難路の設定やハザードマップの整備など、ソフト対策にも活用を促していくとしています。

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