被災地・輪島で漁場調査 水揚げ乏しく漁師嘆き「これだけ…」
輪島の漁業の復活への第一歩です。今も操業ができない状態が続く輪島港で沖合の漁場調査が行われました。
輪島港は元日の地震で海底が隆起するなどの被害を受け、いまも出漁できない状態が続いています。
そんな中、およそ50隻の漁船が出港し行われたのは試験的な刺し網漁。漁獲量や海底の変化がないかなどを調べる漁場調査です。
漁師は:
「カワハギからナメラの小さいのが10匹までなかった」
海士町刺網実行組合 吉浦真志 会長:
「本当にこれだけです」
亀裂や段差が残る港で暗い中での作業は危険なため、普段より5時間遅い明け方の出港となったこともあり、水揚げはほとんどありませんでした。
海士町刺網実行組合 吉浦真志 会長:
「たまたまなのか、行く場所が悪かったのか、地震の影響かはどうかはわかりません。再開しても結局地震前みたいなまともな商売ができるのがいつになるか、それは心配していますね」
県漁協輪島支所では今後漁場を変えながら調査を続けるということです。