解体業者向け宿泊場所 1600人分確保へ 被災地の解体工事本格化
県は被災地で活動する解体業者に向け、奥能登の2市2町で1600人分の宿泊場所が確保できる見通しだと明らかにしました。
県の災害廃棄物処理実行計画では解体撤去を行う家屋の数が奥能登の2市2町で1万4394棟、解体にあたる1日の活動人数はおよそ1600人と推計されています。
解体業者向けの宿泊場所について県では業者が自前で宿泊用のコンテナなどを設置することを想定した用地を990人分、民間の宿泊施設を610人分あわせて1600人分が確保できる見込みだと明らかにしました。
県内全体では公費解体の申請数が今月18日時点で7716棟。
それに対し工事完了数は緊急解体を含め84棟にとどまっており、今後、権利の確認や現地調査を経たうえで工事が本格化していくことになります。