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南九州西回り自動車道 全線開通したら鹿児島-八代間の時間短縮効果は

2024年7月5日 19:46
南九州西回り自動車道 全線開通したら鹿児島-八代間の時間短縮効果は

 鹿児島市と熊本県八代市を結ぶ南九州西回り自動車道の早期の全線完成を目指す建設促進期成会の総会が開かれました。

 南九州西回り自動車道は鹿児島市から薩摩川内市、阿久根市、出水市を通って熊本に至る高速道路です。約142kmのうち開通しているのは73%で、薩摩川内水引ICから阿久根ICまでの阿久根川内道路と出水ICから水俣ICまでの整備が進められています。

 出水市で開かれた総会には沿線自治体の市長、町長や議長が出席し整備の進捗状況などが報告されました。阿久根川内道路については今年度大川から湯田西方IC間の用地買収に新たに着手するということです。期成会では経済交流の活性化や救急医療環境の向上などのため道路の早期完成を国に要望したいとしています。

(九州地方整備局鹿児島国道事務所 竹下卓宏所長)
「国道3号が災害にあったときの代替道路や物流人流も含め大きなネットワーク効果としての整備効果が期待される。地元の熱い期待があるので事務所としても一丸となって早期整備に努めたい」

 全線開通した場合、鹿児島から八代までの移動時間は国道3号を通った場合の半分近い約2時間20分に短縮できるということです。

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