医療と住居、商業が一体となった鹿児島市の複合施設、「キラメキテラス」を海外の企業家が視察しました。

　鹿児島市のキラメキテラスは、医療、住居、商業の3つの要素を組み合わせた一体型のコミュニティを提供する複合施設で海外の起業家が高い関心を示しています。7月31日は、中国、台湾、アメリカから、医療関係などの企業家37人が鹿児島を訪れ、キラメキテラスを視察しました。

　キラメキテラスのなかにある病院は病棟の真ん中にスタッフステーションを配置。病室との距離が近いのが特徴で「ゼロ動線病棟」と呼ばれています。

(キラメキテラスヘルスケアホスピタル・田島紘己副院長)
「病室にすぐ行けるというのはこの病棟のいいところ」

　企業家たちはリハビリの様子や病院の設備などを見学し、日本の医療制度などについて質問していました。

(視察した企業家)
「特に印象に残ったのはゼロ動線病棟。このような設計、考え方は非常に勉強になったし参考になる」

(医療法人玉昌会・髙田昌実理事長)
「これからの日本に必要なのは回復期、慢性期の医療。これはアジアも必要としているのをみなさん実感している」

　キラメキテラスは、今後も海外の起業家から要望があれば視察を受け入れるということです。