12月、政府による補助金が縮小され、値上がりしたばかりのガソリンや灯油。16日からさらに縮小され5円ほど値上がりする見込みです。ガソリンスタンドに給油に訪れた客からは「家計が厳しい」と悲鳴が上がっています。

(記者)
「補助金が縮小されあすからガソリンが値上げされるがこちらのガソリンスタンドでは訪れた車を誘導するために警備員を増やして対応している」

　政府は、ガソリン価格を抑えるための補助金を段階的に縮小していて、2024年12月に続き、16日からさらに5円程度縮小します。こちらのガソリンスタンドでは15日時点でレギュラー価格1リットルあたり169円ですが、16日から5円ほど値上げする見込みです。

　相次ぐ値上げを前に少しでも安いうちにと給油に訪れる人の姿が。

(利用客)
「(Q今月もガソリンが値上がりするが)大変ですよね(Q家計的には )厳しいです」

(利用客)
「明日から値上げするので前もって入れようと思って。(Qきょうはどれぐらい入れる？)満タンで」

　中には、少しでもガソリンの消費を抑えようと考える人も。

(利用客)
「値上がりすると通勤でも車を使っているので通勤以外では遠出をしないようにしようかな」

　通勤や買い物など生活の一部となっていて自動車の欠かせない県内。総務省の家計調査によると鹿児島市の住民がガソリンに使う金額は年間約8万円で、全国の平均と比べると約1万4000円上回っています。

　物価の高騰が続く中、家計への負担が重くのしかかります。

　そして、今の時期欠かせない灯油も5円ほど値上げの予定です。

(灯油を買いに来た人)
「(Q明日から灯油も値上げするということですが)だから3缶買いに来た。大変ですよ(Q家計的にはどうですか)やっぱり苦しいですよ。ガソリンは入れないといけないし」

(エコスタンド工学部前店中村哲人統括マネージャー)
「前回の値上げの時にかなり混雑したので今回はみなさん前もって給油されているイメージ。灯油も使うシーズンなので家計としては今回の値上げは厳しいと思う」

　15日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均価格は1リットルあたり187.5円。値上げにより、過去最高値の192.9円に匹敵する可能性もあります。

　15日は県内各地で厳しい寒さが予想されていて、灯油を使う家庭も多い中、家計への負担はさらに大きくなりそうです。