食品や電気料金「値上げ」の6月 定額減税の実感は?街の声を聞きました
6月も家計に重くのしかかる「値上げ」が続く一方で、物価高騰の負担を和らげるための「定額減税」も始まります。手取りが増える反面、出費もかさみそうな6月。街の声を取材しました。
(街の人)
「(Q食品とか…)上がるわね~嫌になっちゃうよね~」
帝国データバンクが食品メーカー195社に行った調査によると、来月は614品目が値上げされます。スナック菓子は3%から10%程度。チョコレートは、3%から33%の値上げ。おにぎりに欠かせないのりは、おととしから続く不作が影響しているようです。
(街の人)
「(Qお菓子買います?)結構酒のつまみで食べます(Qその辺が上がるみたい)痛いです…昨日も食べてました。あまり値段見ないで買っちゃうから気づいたら出費が…って思うかも」
「オリーブオイルとかも高くなってるのでそれは必要経費として自分の我慢できるところは我慢する(Q月の食費でいうと?)やっぱり1万から1万5000円は違いますよね」
湿度や気温が上がるこれからの季節、エアコンなども欠かせませんが、電気料金も来月使用分から値上がりします。政府の補助金が終わることなどが要因で、九州電力によると標準的な使用量の家庭では、前の月と比べて450円アップします。
(街の人)
「電気代が困ります。扇風機を使ったり窓開けたりとか…節電しないといけないんでしょうけどまだ実感がわかないので値上がりしてああやばいなと思ったらする」
こうした物価高騰対策として政府が来月から実施するのが「定額減税」。1人当たり年間で所得税3万円、住民税1万円のあわせて4万円が減税されます。会社員など毎月の給与やボーナスから所得税がひかれている人は早ければ、6月分から順次反映されます。給与明細でいくら控除されたかが確認できます。
(街の人)
「あまり実感がわかないかなと思いつつ減るのは嬉しいですね。ボーナスが楽しみです。散在しないようにしないと」
「小手先のものに振り回されないようにしようと思う。それに浮かれてしまうと良くないなと思うので」
1年限りの制度でもあるため、なかなか財布の紐は緩みづらいようです。