23日まで3連休の方も多かったと思いますが、県内は雨が続き、降り始めからの雨の量が200ミリ近くに達したところもありました。各地のイベントにも影響がありました。

　3連休を襲った大雨。鹿児島市は22日、分厚い雲に覆われ、昼から車がヘッドライトをつけて走行していました。甑島中甑で199.5ミリ、さつま町柏原で169.5ミリなど、200ミリ近い雨が降ったところもありました。

　志布志市では22日、朝から釣りのイベントが行われ、家族連れでにぎわいました。女の子は早速、フグを釣ったようです。

（女の子）「釣れた！釣れた！」

　しかし、開始から約30分で雨が降り始め、イベントは中止となりました。

（男の子）「あいにくの雨で釣れなかった」
（女の子）「（釣りは）できなかったけど、やり方がわかってよかった。またやりたい」

（志布志港利活用検討委員会　大迫秀治さん）
「きょうはあいにくの雨で途中で中止になったが、イベントをきっかけに志布志の港を知って好きになってもらいたいと」

　薩摩川内市では22日、伝統行事「川内大綱引」が夜に開催されるのを前に、多くの人が朝から「綱練り」に参加していました。今年は、綱を運ぶ人数でのギネス記録挑戦が予定されていましたが、雨の影響で来年に延期されました。

（川内大綱引保存会　橋口知章会長）
「ギネスの担当者が天気を見て『来年に譲ってもいいですよ』と言ってもらえて、事故があったらいけないので送った方がいいだろうということで送った」

　3連休最終日の23日も。

（間世田桜子キャスター）
「午前9時過ぎの鹿児島市です。雨は強くなったり弱くなったりの繰り返しですが、風が強くてしっかり傘を持っていないと飛ばされそうになるくらい強風です」

（磯脇琢磨アナウンサー）
「鹿児島市の平和リース球場です。昨日の悪天候できょうに順延となってしまった高校野球ですが、きょうも雨が降り続きグラウンド整備もできていない状況です」

　高校野球、秋の県大会1回戦は雨で試合が中断された22日に続き、23日も4試合全てが順延となりました。種子島・屋久島地方では今夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。