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県職員 カスハラ“受けたことがある”49%に 土下座強要のケースも

2025年2月10日 19:40
県職員 カスハラ“受けたことがある”49%に 土下座強要のケースも
 不当な要求やクレーム、言動などを指すカスタマーハラスメント。悩まされているのは一般の企業だけではありません。県が県庁で働く人を対象にアンケートを行ったところ、回答者のうちおよそ半数が「カスハラ」を受けたことがあると答えました。中には、土下座を強要されたケースもありました。

 カスタマーハラスメントに関するアンケートは去年11月から12月にかけ県庁の知事部局の職員、約4600人を対象に行われました。回答した1758人のうち49.5%にあたる871人が過去3年間に「カスハラ」を受けたことがあると回答しました。内容で最も多かったのが「継続的・執拗な言動」で33.8%、「威圧的な言動」が29.3%、「精神的な攻撃」が26.2%と続きました。中には、「SNSへの投稿」や「動画の撮影」、「土下座を強要された」ケースもあったということです。

 事態を重く見た県は、対応マニュアルの作成と職員への研修を行うための費用など157万円を新年度の当初予算案に計上しました。啓発用のポスターも作って庁舎内に貼り出すことを検討しているということです。
最終更新日:2025年2月10日 19:40
鹿児島読売テレビのニュース