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鹿児島中央駅西口の県有地をどう活用?検討委で導かれた方向性は

2025年2月4日 19:30
鹿児島中央駅西口の県有地をどう活用?検討委で導かれた方向性は
 鹿児島中央駅西口の県工業試験場跡地をどう活用するかを話し合う県の委員会が開かれました。バスの駐車スペースや多目的広場として活用すべきとする方向性がまとまりました。

 鹿児島中央駅西口にある県の工業試験場跡地は約9600平方メートルで、一時は新たな総合体育館の候補地にも上がりました。

 検討委員会には経済団体や交通事業者、地元の町内会長などが参加。県内の経済団体から聴き取った意見や跡地に関心のある民間事業者へのアンケート結果も踏まえこの土地をどう活用するか話し合われました。

(県バス協会 萩元千博会長)
「渋滞緩和というところでどうにかここを活かして頂きたい」

(鹿児島中央駅周辺まちづくり推進協議会 津曲貞利副会長)
「ここの利活用だけではなくバスの駐車スペースとすれば(中央駅)西口も東口も踏まえ再整備、再配置を考えて行かざるを得ない」

 鹿児島中央駅西口の混雑状況を踏まえバスの駐車場や緑地などの多目的オープンスペースとしての機能を確保すること、周辺道路の渋滞の改善に繋がるような利活用を検討するという方向性がまとまりました。また、跡地を民間に売却せず県有地のまま貸し付けなどで民間資金の活用も検討するべきと結論付けました。

(県工業試験場跡地利活用検討委員会 井上佳朗委員長)
「きょう合意されたバスの駐車スペース、オープンスペースに加えどんなものが可能なのか、どんなものを導入したら今後の鹿児島市の発展に寄与することが出来るのかそういった視点で議論していきたい」

 次の委員会は来年度開かれる予定でさらに導入すべき機能などを検討するということです。
最終更新日:2025年2月4日 19:30
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