「年間365日、賑わう拠点」の実現へ 鹿児島港本港区まちづくり懇談会が初会合
鹿児島港本港区をどうすれば「年間365日、賑わう拠点」にできるのか…。実務者レベルの話し合いが始まりました。参加者からは「出席者が連携すればだいたいの事が決まるはず」。そんな期待の声も聞かれました。
懇談会には県や鹿児島市、県旅客船協会や鹿児島商工会議所、商店街の連盟などが出席しました。
鹿児島港本港区の再開発をめぐっては県の検討委員会でどのエリアにどんな機能を持たせるか話し合い、「コンセプトプラン」がまとまりました。「365日、賑わう拠点」を実現するには関係者が話し合う場を作るべきとの考えから懇談会が設けられました。
県がまとめたコンセプトプランやドルフィンポートの跡地に整備されるスポーツ・コンベンションセンターについて情報が共有され、出席者から早くも要望があがりました。
(県旅客船協会 平田勇夫事務局長)
「施設整備をしていく上で大事なことは港湾機能との共存だと考えています。渋滞や人流、物流のすみ分けなど様々な課題に留意しながら整備を図ることが必要だと考えている」
懇談会の出席者は現場で実務を担当する人たちです。こんな期待の声もあがりました。
(鹿児島商工会議所 川畑孝則副会頭)
「正直申し上げて、きょうお集まりの方で色んな話をすればだいたい話はまとまるのではないかと思うぐらい、そういう方が揃っている。ある意味、そういう連携をきっちりやっていけば形になるのではと感じている」
一方で、予算を伴う話もあるため優先順位を考えながら進めるべきといった意見もあがりました。県は懇談会で出た様々な意見を参考にしながら具体的な施設の整備を進める考えです。
(県・本港区まちづくり推進室 冨宿浩嗣室長)
「思った以上に本港区への思いは強い。色んな意見もいただいたので我々の政策に反映していきたいと思う。ここにいるメンバーで語ればだいたい決まっていくという話があったがそういう場にしていきたいと思っている」
懇談会は年5回程度の開催を予定していて次回は7月から8月に開かれる見通しです。