県が鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に整備を計画するスポーツコンベンションセンター。事業費は313億円に上ります。県はその財源に所有する農業試験場跡地の売却益を充てる方針ですが入札にかけた区画を鹿児島市の原田学園と鹿児島医療生活協同組合が落札したことが分かりました。売却の額は最低でも40億円と見込まれます。

　県は今年2月鹿児島市にある農業試験場跡地の25と26街区の2つの区画を一般競争入札にかけました。25街区を落札したのは原田学園。面積は1万9119平方メートルで最低売却価格は18億900万円です。鹿児島情報高校などを運営する原田学園は活用方法について正式契約後に検討したいと話しています。

　また関係者によりますと26街区は鹿児島医療生活協同組合が落札したということです。面積は2万3152平方メートルで最低売却の価格は21億9000万円です。運営する病院の移転が視野にあるとみられています。売却の額は2つ合わせて、最低でも40億円と見込まれます。

　県が鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に整備を計画するスポーツ・コンベンションセンターは、事業費が313億円に上っています。県は財源にこの農業試験場跡地の売却益を充てる方針です。